「どうやってたくさんの本を読んでいるのですか」という質問に答えてみる
きっかけ
先日会社の同僚にたくさん本を読んでいますがどうやったらたくさん本を読むことができますかという質問を受けた。そこでいろいろな視点から回答を考えてみた。
簡潔な答え
本を読んでいるとはいろいろな状態がある。「昔読んだけど忘れた」「読んでいないが書評は読んだ」「友人から本の内容について聞いた」などどれも本を読んだと言えるかもしれないし言えないかもしれない。他人からたくさん本を読んでいるという風に思われがちなのは、本の内容について「知っている」ときであり必ずしも「読んでいる」わけではない。そのように回答した。
本をたくさん「知る」ためには
本を読んだという状態がいかに曖昧なことなのかわかったので、ここではたくさん読む方法ではなく本を「知る」ために何をしているのかを簡単に記しておく。
- そもそもなぜ本を読まないといけないのかを考える
- 大型書店にいき書店の隅々まで本を眺める
- 読みたい本をブックマークする
- 図書館で読みたいと思っている本を借りる
- 読みたいと思った本を買って家に積んでおく
- いい本を紹介している人をみつける
- たくさんの選書リストを手に入れる
- 読書する時間を確保する
- 手をつけるべき本と手をつけなくてもいい本を見分ける
- 一緒に本を読む仲間を見つける
それぞれについて書こうとするととても膨大になるのでここでは省略するが、とにかく「いい本」に出会う可能性をあげることをしている。「いい本」とは自分にとって「いい本」であればよくて他人がどう思うっているかは関係ない。
参考文献
自分がいい本に出会いその本について「知る」ためにやっていることがきれいにまとまっているのが上記の3冊。どれも2020年に手にして2020年手に入れてよかった本である。
参考動画
吉川浩満さん、山本貴光さんのコンビがやっている「哲学の劇場」というYouTubeチャンネルで同じような話をしており同じような質問を受けたときにこれを紹介した。動画で話しているのでこのブログ記事をよりも圧倒的に情報量も多いのでぜひ見てほしい
https://www.youtube.com/playlist?list=PLpKOrcPXiMBS41PS8ZMJpY90Wbp9lIxah