いんふゅーずどこーひーについて調べてみた

この記事は Coffee Advent Carendar 2022 20日目の記事です。

今年名古屋の GLITCH COFFEE で飲んだコーヒーがとても美味しかったのでそのコーヒーについて調べてみた。

飲んだコーヒー

コロンビア・モンテブランコ・モヒートウォッシュト | GLITCH COFFEE ONLINE STORE – GLITCH COFFEE & ROASTERS ONLINE SHOP | グリッチコーヒー

名前にある通りとてもモヒートのような香りがし、今まで飲んだコーヒーの中で一番香りが特徴的であり、既存のコーヒーと一線を画する飲み物だった。店員さんに勧められるがままに選んだ豆だったが詳しく話を聞いてみると以下のような精製方法で香り付がしてあった。

今回のプロセスは″Mojito Washed”。名前の通りMojitoのテイストをイメージして様々な要素をコントロールして精製を行っています。
レモンやドライミント、キビ糖由来の黒糖に加えそれらの発酵を促進させる微生物を調整して投入。約190時間馴染ませ、味わいを調整したものです。

このように生産過程で香りなどを移したコーヒーを 「infused coffee」 というようです。

問題点

驚きはあるものの以下の記事によると問題もあるようです。

今コーヒー業界で問題視されているインフューズドコーヒーとは?|川野優馬 / LIGHT UP COFFEE|note

コーヒー以外のフレーバーを移してつくったという情報がないまま、情報が不透明なまま流通してしまっていることが起きています。この記事でも指摘されているのですが、それによって、真面目にピュアな品種や貴重な品種を過酷な環境で育てている生産者が報われなくなってしまうという問題があります。競争が不正になってしまい得るのです。

バリスタの大会やコーヒーの品評会などでは、こうしたコーヒー以外のものからフレーバーを移されて作られたコーヒーは原則禁止になっています。コーヒーの美味しさを競うのに、他のもので美味しさを添加してしまったら、バリスタの技術の戦いでは無くなってしまうからです。ただ、バリスタが持ち込んでいるコーヒー豆の生産方法の信憑性などを確かめようがない大会もあります。

個人の感想

なるほど。確かにコーヒーの豆の味だと思っていたら実際には添加物などで味が操作されていると思うとコーヒーの豆がすごいのか味を操作している技術がすごいのかだんだんわからなくなってきますね。ただ、他の飲み物を飲んでいるときにそこまで意識していると言われるとそんなことはないのでコーヒー好きな人たちにはとても関わる問題にはなるが特にこだわりがない人たちにはあんまり関係ない話になるんだろうなというふうに思える。

すでにスターバックスや猿田彦珈琲などもバレルドエイジドコーヒーの販売もおこなっており、新しいコーヒーの体験を求めている人はたくさんいると思うのでこの流れは止まらないんだろうなと思います。